ハイブリッド太陽光インバータ

では、代表的なパワーコンディショナーの役割をご紹介しましょう!

太陽光発電の発電量を最大化する


太陽光発電のデメリットといえば、日照時間や天候によって発電量が左右されることです。

特に雨や曇りの日は,太陽光発電が不安定になりますが、そのような条件の中でも、より多くの電力を安定して供給できるようパワーコンディショナーが調整しています。

それが、MPPT(最大電力点追従制御)という機能です。太陽光発電パネルは、電流と電圧が一定の組み合わせのときにしか発電できない仕組みになっています。

天候によって電圧と電流が変動した際、より多くの電力を安定して供給できるように発電し、その発電量が最大となるよう、パワーコンディショナーが電圧と電流を組み合わせて調整する機能がMPPTです。

MPPTは、日射量や温度によって常に変動する電圧と電流から、発電量が最大になる電圧と電流の組み合わせ(最大出力点)を自動で見つけ出して発電量を維持できるように制御する働きがあります。


系統連系保護機能


系統連系保護機能もパワーコンディショナーの大切な役割のひとつです。
系統連系とは、電力会社から電気を買ったり、太陽光発電で余った電気を余剰電力として売電したりする際に、電力系統と連携させるための仕組みです。

周波数の上昇や低下の検出、過電圧・電圧不足、系統電力の停電などを検出して太陽光発電設備を電力会社の電力と切り離す働きをしています。

電力会社が供給する電力は、周波数・電圧などを一定の品質に維持しています。
電線によって自宅と外の電線をつないでいるため、万が一トラブルが発生すると、自分の家だけでなく地域全体を巻き込んでしまう可能性があります。

これを防ぐための機能が系統連系保護機能です。
具体的には、周波数の上昇や低下を検出したり、過電圧・電圧不足、系統電力の停電を検出して太陽光発電システムを電気系統から切り離したりする機能など、系統電圧の上昇を抑制し保護するためのものです。

異常が発生した場合には、パワーコンディショナーが出力を遮断し、自宅の家電製品や電気系統を守って事故を防いでくれます。


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